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医療否定の二冊 |
130401
最近話題の2冊、右下の「大往生したけりゃ~」は図書館で約3ヶ月待ち
左下の「医者に殺されない~」は新聞広告を見て購入した
著者二人とも医者である、また現在の医療業界を否定的に論ずる立場の有名人のようだ
人間の持つ自然治癒力を大切にし、現代医療を盲信せず
高齢者は「切りたがり」の医者を信じず、なるべくリスクを冒さず
余生のQOL(生活の質)を大切にすべきと論じている
根拠を具体的に示さず断定的に書かれたり
読者の心にまで立ち入るような思い上がりには抵抗を感じるのと
医者であり続けながらの業界批判には少々違和感がある
とは言いながら、多くの部分で賛同し共鳴することもあり
わざわざ「病」を見付けるために受ける「人間ドック」は止めにして
発病しても無意味な「延命治療」は断るつもりである
〝「がん」で死ぬんじゃないよ、「がんの治療」で死ぬんだよ〟
〝「早期発見の不幸」、「手遅れの幸せ」〟
至言だと思うようなことが身辺に起きている
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アスコム発行
慶応義塾大学医学部放射線科講師 |
幻冬舎新書
老人ホーム「同和園」附属診療所所長 医師 |
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第1章 どんな時に病院に行くべきか
第2章 患者よ、病気と闘うな
第3章 検診・治療の真っ赤なウソ
第4章 100歳まで元気に生きる「食」の心得
第5章 100歳まで元気に生きる「暮らし」の心得
第6章 死が恐くなくなる老い方 |
第1章 医療が〝穏やかな死〟を邪魔している
第2章 「できるだけ手を尽くす」は「できる限りくるしめる」
第3章 がんは完全放置すれば痛まない
第4章 自分の死について考えると、生き方が変わる
第5章 「健康」に振り回されず、「死」には妙にあらがわず、医療は限定利用を心がける
終章 私の生前葬ショー
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