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「千の風になって」 |
200201
元日に友人が亡くなった
地元サークルの仲間で15年余り付き合いのあったA.Kさん、歳は私と同じ、
彼は焼酎、私はウヰスキーで分かれるが双方酒好き
奥さんも理解のある方で時々彼の自宅で仲間数人の酒談会を開いてもらっていた
病気自慢で10数年前には心臓冠動脈バイパス手術、大腸がん、胃がん
肺がん、不整脈を患ったが何れも早期発見で乗り切ってきた
昨年秋に白血病と診断された時も私たち仲間は楽観視していた
また何度かの抗がん剤投与で元気に復帰するものと信じていた
ところが秋から年末までの入退院の間に病状が急に悪化、元日に逝去された
私が胃のポリープ切除で入院した時はお互いの病室を訪問し歓談
一ヶ月半後に永遠の別れが来るとは夢にも思わなかった
通夜、告別式も終わり、先日仲間数人で自宅に改めて弔問に伺った
その前にオカリナの新年初めのレッスンの際、先生に事情を話し
新曲を急遽教えてもらうようお願い、先生には快諾してもらった
曲名は「千の風になって」
私はこの曲を彼の霊前で朗々と演奏し慰霊しようと考えた
ところがレッスンが一回終わった時点で
弔問の日が予想外に早くなり、練習不足のままその日が来た
私は迷った、演奏すべきか止めるべきか
私は思い切って決行した、奥さんと数人の仲間の前で演奏
何度も何度も間違えつかえながら最後まで完奏した
わが友A.Kさんにも届いたと信じています
長年の交友に感謝しご冥福を心からお祈りいたします
合掌
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