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最近読んだ 一冊 |
130515
「憲法が日本を亡ぼす」
海竜社 古森義久 著
市立図書館の新刊書、安倍政権になって改憲、改憲とうるさくなった
そこで改めて日本国憲法の生い立ちと、問題点を探ろうと考え読んでみた
著者は毎日新聞から産経新聞へ移ったワシントン駐在編集特別委員兼論説委員
著者の経歴から右傾化したバリバリの改憲論が展開されると予想したが
敗戦後占領軍GHQがわずか10日で作った憲法草案や
当時の実務責任者であるGHQ民政局次長チャールズ・L・ケーディスへのインタビュー
尖閣諸島に対する中国の対応や核開発に走る北朝鮮の現状を念頭に
日米同盟を基軸にした日本の安全保障と国防問題について
冷静かつ客観的に論じられ大いに参考になった
「憲法解釈の変更により集団的自衛権行使を認める必要性と
第9条の見直しについて国民的議論が重要と考えるようになった」
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目次
はじめに 国家が国民を守れない半国家
第1章 同盟に迫る危機
第2章 民主党政権への不信
第3章 外敵には服従の「8月の平和論」
第4章 日米同盟の価値
第5章 日米同盟のきずな
第6章 防衛強化を迫るアメリカ
第7章 日本国憲法という障壁
第8章 憲法起草へのGHQの考え方
第9章 憲法第9条はだれが考えたのか?
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タイミングよく下記の本も手に入ったので補完的に読んでみた
「嘘だらけの日米近現代史」 倉山 満著 扶桑社新書
媚米派からみれば論外の主張であるが、好悪を別にすれば
多面的視野を養うには好材料であった
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