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最近読んだ 一冊 |
130601
「坂本龍馬はいなかった」
彩図社 細田マサシ 著
市立図書館の新刊書、著者も知らず書名に興味を持ち借り出した
〝坂本龍馬。薩長同盟、大政奉還の立役者にして、明治維新最大の功労者。
開明的な思想を持ち、日本の新しい夜明けを導いた英雄。
そして~、日本人が最も尊敬する人物。〟
この人物が実在していなかったとする「歴史ミステリー」である
「龍馬がゆく」の著者、司馬遼太郎が生きていれば何と言うか、知りたいものだ
存命中は無名の龍馬、土佐の下級武士が一躍有名になったのは
明治16年に土陽新聞(現在の高知新聞)に連載された坂崎紫瀾の小説
「天下無双人傑・海南第一伝奇・汗血千里駒」、龍馬の伝記に始まる
司馬遼太郎も彼の本を参考に更に脚色したもので、大半が創作された人物のようだ
詳しく説明できないが面白かった、納得した
本書とは関係ないが聖徳太子もいなかったのだろう~乱暴すぎるかな
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目次
第1章 坂本龍馬暗殺事件
第2章 英雄誕生
第3章 乙女伝説と「千里駒後日譚」の真相
第4章 龍馬の手紙
第5章 家系の謎、出生の嘘
第6章 英雄スパイの蠢動
第7章 土佐に吹く風
第8章 龍馬流転
第9章 小馴れた龍馬の悲劇
第10章 終りの始まり
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坂本龍馬を名乗る人物は実在するが、土佐の脱藩浪士、薩摩藩のスパイ
勝海舟と接点のあった海援隊のリーダー、3人の龍馬が居たと推測し
遺された数々の手紙の大半は後世の偽作と断定されている
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