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生活雑記帳
「最近読んだ 一冊
170501
私の趣味は「晴輪雨読」でありました、今や過去形です
「晴れた日はサイクリング、雨の日は読書」…こんな贅沢はありません
ところがこの趣味は自分も家族も健康で心配事がないのが前提です
昨年末に姉が病に倒れ私の生活パターンが一変、読書もままならない日々となりました
そんなある日、久しぶりに図書館でこの新刊書を見付けたのです

「安倍三代」
著者 ; 青木 理
出版 ; 朝日新聞出版


著者 青木 理は1966年生まれのジャーナリスト、
ノンフィクション作家でテレビのコメンテーターでもある
私は常々彼の発言を聞きバランス感覚の備わった正義漢だと好感を持っていた
その青木が現在の総理大臣 世襲政治家 安倍晋三を分析するため祖父 安倍 寛、父 安倍晋太郎
一族三代にわたりその生い立ち、人間性、政治家としての足跡を調査し
何故安倍晋三のような空疎な人物が生まれたのか解明している
立派な祖父がいるのに母方の祖父岸信介に影響されたかのように言う構図がよく分かる
秀逸は晋三の出身校成蹊大学の教授連に有力政治家の息子でありながら記憶がなく
名誉教授加藤 節に至っては晋三を評して「無知」で「無恥」だと決めつけている
私が常日頃感じていることを見事に立証分析していて胸のすく思いがした
 
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