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最近読んだ 一冊 |
121001
「医師が教える幸福な死に方」
角川 SSC 新書 川嶋 朗 著
市立図書館の新刊書、ネット検索で書名に興味を持ち借り出した
著者は東京女子医大附属自然医療研究所クリニック所長・医学博士である
キーワードは Quality of life そして Quality of death と考える
世の中は「長寿」「アンチエージング」ブームであるが、
医療の無駄遣いにならない「健康寿命」を心掛けQOL(生活の質)にこだわり、
無駄な延命治療を受けずQOD(死の質)を高めて人生を全うする
医療に関わる人間としては少々思い切った発言と考えるが、私は概ね同感である
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目次
はじめに
第1章 崩壊への道をたどる日本の医療
第2章 日本の医療は矛盾だらけ
第3章 自分の寿命と死を考えれば、人生がより良くなる
第4章 死ぬ間際まで健康寿命を保つためには
第5章 元気なうちに死についての準備を
第6章 延命治療は拒否できる
あとがき
書き込み式エンディングシート(医療処置意思確認表) |
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私は、人間としての尊厳を保ちつつ、最期まで自分らしく生きたいと思います。
その為には、 心身の痛みをコントロールして不快感をやわらげ、
高いQODを保って最期を迎えるための治療「緩和ケア」のみ希望します。
そして、延命治療としての以下の処置は望まず、処置を拒否したいと考えています。
心臓マッサージ・AED・気管内挿管・酸素吸入・気管切開・人工呼吸器・昇圧剤・強心剤
補助循環装置・ペースメーカー・末梢静脈栄養・中心静脈栄養・経鼻栄養・胃ろう・輸血・人工透析。
これによって、医療費は大幅に削減でき健康保険制度は安泰です。
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