1990年(平成2年)の年末に善峯寺(京都市西京区)へドライブに出掛け、境内で墨書した白い布や帳面をドライヤーで乾かしいる人達に出会いました。
「西国三十三ヶ所観音巡り」のことや善峰寺が第二十番札所であることを教わり、掛軸や集印帳も見せて頂きました。
その場で興味を覚え妻と相談し売店で案内書や白紙の掛軸、集印帳、笈摺を買い、その日から約2年かけて三十三ヶ所を巡拝しました。
更に1995年(平成7年)の3月に東京へ単身赴任、新宿ハイケアレジデンスで巡り会った良き仲間達と休日には都内や近郷の神社・仏閣に参詣、「坂東三十三ヶ所観音巡り」の存在を知り巡拝を開始、暫くして小学校以来の朋友松本君も単身赴任で合流し巡拝に参加し都内は元より神奈川、埼玉、群馬、栃木、茨城、千葉へと関東地方を巡り歩きました。
ある日戴いた御朱印の数を数えていると長男から一千ヶ所まで頑張れと励まされ、以来とりあえず「目標一千ヶ所」と掲げて楽しみながら巡拝を続けています。
また、「秩父三十四ヶ所観音巡り」の存在も知り、大阪への帰任ぎりぎりまで秩父の里を巡り歩き、2000年(平成12年)6月には西国、坂東に秩父を合せ「日本百観音結願成就」の証も戴きました。
自宅が京都の近郷にある立地条件を生かし妻や友人と同道し、京都や奈良は元より思い付くままにお寺や神社にお参りして御朱印を戴き、2003年(平成15年)3月には目標の半ば500件を達成、その後も健康に恵まれ順調に増加しています。
そこで、各地で戴いたものをパソコンで管理するだけでなく、何か統計をとったり、宗派や地区別に分類しながら理屈を付けてご披露出来ないかと考え、実体の無い仮想の研究所を設立し、ホームページを作ってみようと考えた次第であります。(050219副理事長記) |