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120101 新年のご挨拶

  

 今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 年は改まり新年を迎えても、気分は一向に晴れず重苦しいままでおります。
東日本大震災や福島原発事故以降台風による水害など、天災や人災に加え、相も変らぬ政治の世界、復興を妨げる首相や閣僚を筆頭に政府や与野党の混迷もその一因であります。
また、私の身辺でも重篤な病を発症し、長時間の手術を受けたものや全く予期しない病に罹ったものがおり、人生一寸先は闇だとつくづく感じています。
 
 とは言え何とかこの不条理から希望を見出し、被災された方々の復興が進むよう、政治が国民の足を引っ張らないよう、また闘病生活を過ごしている身近な人たちが一日も早く回復できるようひたすら祈るばかりであります。

 私自身のこの一年は、文字通りお陰様で体調を崩すこともなく過ごすことができました。
目標のサイクリング3千キロと「しまなみ海道」走破も達成し、所属するサークルでの仲間との交流も進みました。
また、9月から京都SKYシニア大学に入学し「文学・歴史コース」を聴講するようになりました。京都府立大学を拠点に若き日の大学生活を思い出しながら、月に数度の講義を楽しんでいます。
今年は以前から称していた黄金の60才台も最後の年となります。
毎年掲げる目標も少し控え目にし、確実に達成していきたいと考えています。

 六ヶ条の御誓文です
 1.好奇心を研ぎ澄まし、思い付けばためらわず行動する
 2.毎日心を穏やかに保ち、人との出会いや交流を一期一会と考え大切に過ごしたい
 3.御朱印収集活動は香川県を巡拝し四国八十八ヶ所巡拝を終えたい
 4.致死率100%の来るべき事態に備え、懸案の「エンディング・ノート」を完成させる
 5.清掃活動の再開や、ボランティア活動で、少し人の役に立つことにも参加したい
 6.サイクリングの年間走行距離3千キロ、できれば淡路島を走ってみたい

 好みの作家のひとり、五木寛之は著書「朝顔は闇の底に咲く」でこのように書いています。

生きていくということは辛い。生きていくということは矛盾に満ちている。人間が生まれてきたということは悲しい。そして、人は泣きながら生まれてくるのだ。泣きながら生まれてきて、泣きながら生きるのだ。そして泣きながら死んで行くのだ。こう覚悟して、その覚悟したなかで、もしも、ほんの少しでも生きていくことを感謝したいような出来事にぶつかったとき、そのことに躍りあがって喜び、「ああ、人生にはこういうこともあったんだな。こういうこともありうるんだな」と感激する。そのことを心に抱きしめて、毎日大事に生きていこうではないかと、そう考えるようになりました。

 私もこれから躍りあがって喜び、感激できることに出会えるよう*日を謙虚に生きたいと考えています。

 今年もこれまで以上の楽しいお付き合いと、ご指導をお願いいたします。(120101理事長記)

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